労働組合との団体交渉で弁護士を入れることのメリット
1 団体交渉で弁護士を入れることのメリット
労働組合との交渉は長期にわたって継続的に行われることも多いです。
そのような交渉では、会社の内情やこれまでの交渉経緯を理解した者が一貫して担当することが望ましいです。
社内の担当者のみで交渉する場合、人事異動や他の本来業務との関係で、同じ担当者が長期間継続的に交渉のテーブルにつき続けるのは難しいでしょう。
弁護士に一度お任せいただければ、毎回の交渉に同じ弁護士が立ち会うので、このような問題は解決します。
また、弁護士が交渉に立ち会うことによって、交渉打ち切りのタイミングが誠実交渉義務違反にならないかや、合意内容に法的な問題点はないかなど、様々な法的リスクに対し交渉の現場で迅速に対応することができます。
さらに、組合によっては、隠し録音をしているところもあり、使用者側の発言の細部をとらえて揚げ足を取ってくる悪質なケースもあります。
弁護士にお任せいただければ、隠し録音の危険性も考慮したうえで慎重に言葉を選んで発言しますので、このような問題はなくなります。
以上のような危険性がない場合であれば、弁護士が交渉に同席までする必要はないでしょう。
しかし、まずは危険性がないかどうかをチェックするためにも、団体交渉前に一度この分野に詳しい弁護士にご相談ください。
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